人生という冒険はつづく

普段の仕事の中で、感じたり伝えきれなかったことを書き留めています

一期一会という話

どうしたら、人生うまくいくのだろう、もし、失敗に法則があるとするならば、成功にも法則があるはずだ。成功を語るには、何を持って成功とするのか?その定義をしておかなければならない。

 

 

そもそも人生における成功とはなんだろう。お金持ちになることだろうか?有名になることだろうか?

 

 仮にそうだとしたら、具体的に、いくら稼いだらお金持ちなのだろうか?どのくらいのお金を持っていれば成功と言えるのだろうか?どこまでも上には上がいるのではないか?世間に名前を知られているのが成功だとしたら、どのくらいの人たちに知られたら成功なのだろうか?もし、手っ取り早く名前を知られたいなら、(不謹慎ながら)大きな犯罪を犯せば大きく報道されて、国民全員があなたの名前を知ることなるだろうが、それを成功と呼べはしないだろう。

 

お金も名声も成功そのものではなく、成功を目指した時に得られる副次的な成果のひとつに過ぎない。何かを成し遂げたからお金を得たのか、何かを得たいが為にお金を貯めたのか?多くの人を助けたから名前を知られたのか、その人の芸事や生き方が魅力的で多くの人から共感を得たのか?それは人によって異なるだろう。しかし、お金や名声を得ることを目指した訳ではなく、何か望みを叶えたいと努力した結果だろう。

 

そう、あなたに何か叶えたいことがあって、それを成し遂げられた。とあなた自身が感じた時、あなたは人生が成功だったと感じるのではないだろうか。その望みは、他人から見たら些細なものかもしれない。でもそれだっていい。あなたの人生はあなただけのものだ。

 

成功した他人の人生をうらやんでみても、人は自分の人生から逃れることはできない。結局、自分の望みが叶うこと、思い描いていた自分になれることが、人生における成功と言えるのではないだろうか?

 

何かを望んでも叶うとは思えない。私は運が悪いから、何もできないから、今のままで十分だ、望みはない。というなら、それも良い。でも、否応なく毎日がやっきて時間は過ぎていく。何も望まずに生きることの方が難しい。それに、あなたが人生になにを望むのも自由である。誰かの承認が必要なわけではない。

 

宝くじは買わなきゃ当たらない、って言葉があるけれど、人生もまた望まなければ叶わない。どんな小さな望みだって、叶ったら嬉しい。それが大きな望みなら、たとえ時間がかかったとしても、叶ったと時には、大きな達成感を感じられるだろう。

 

因みに、あなが宝くじで望みを叶えようとしたら、ジャンボ宝くじの1等当選確率は1000万分の1だそうだ。これは10個のサイコロが10回同じ目を出すのと同じくらい希なことだそうだ。宝くじは買ってもいいけど、人生の望みを叶えるなら、もっと別の方法を選んだ方が懸命である。

 

人生は「一期一会」だ。一期一会とは、茶道由来の言葉で、出会いの機会は一生に一度きりで繰り返されることはない。という意味である。人生は一度きりなら、思い切り大きな望みを持たなきゃ勿体無い。望まなければ叶わない、そして叶わない望みは無い。そして望みが叶った後の満足や達成感を得るのは、望んだ人だけの特権である。

 

あなたの一度きりの人生を、大きな望みを持って上向きに生きるのも、望みをもたず下向きに生きるのもあなた次第なんだ。そしてあなたが、自身の望みなら自覚的であることが人生を成功に導くことを知っておいて欲しい。