転職とは自分を変える一つの手段

人生には、変わらなきゃならないタイミングってものがある。いくら自分はそのままでいたいと思っても、周囲が確実に変わっていくから、ずっと同じ所に留まっている訳にはいかなくなる。

 

例えば会社員として仕事をしていれば、歳をとるごとに求められることが変わっていく。

20代前半は「今できること」

まだまだルーキーだから、言われたことをこなしていれば、そこそこ評価される。ちょっと失敗しても多めに見てもらえたら、ちょっと目立つ結果を出せば評価も上がっていく。

 

20代後半になると「明日できること」

自分一人では成し遂げることはできない大きな目標達成が求められる。自分が成果をあげるためには、自分が頑張るのではなく、周りが頑張れるような環境づくりに気を配る必要が出てくる。

 

30代になれば「1年でできること」

さらに高い視点を身につけなければならない。会社の事業方針や組織の強みを活かして、より利益の上がるビジネスを創っていく役割だ。自然と関わる人数も多くなってくる。それぞれの特性や組み合わせに気を配り、柔軟に対応していかなければならない。

 

誰しもが「昨日できたこと」にこだわる。
どうしても自分の過去の実績を過大評価してしまう。努力して得られた技能や立場を失いたく無いと思うからだ。なるべくなら、このままでいたい、新しいことに手を出さず、今までうまくいっていることを繰り返すのが安心だ。今ある環境で我慢していれば、これより悪くなることはないだろう。そのように考えて、守りに入ってしまいたくなるが、それでは早晩取り残されていってしまう。

 

あなたが変りたくないないと思っていても、周囲から求められることが変わる。今日できたことよりも、明日何を達成するのか、さらにら1年先、3年先、10年先、と責任ある立場になるために求められるのは、未来へのコミットメントに他ならない。過去にこだわらず、前に進んでいかなければならない。

 

頭では理解できても、自分自身を変えるのは難しい。それは、とても苦しいことだからだ。どうしても変わっていかなきゃならないなら、自分の望みを叶えるように変化する方が良いに決まってる。

 

変化するには、自分自身の内面を変えるか、外部環境を変えるか、の2種類がある。

 

周囲の見る目、評価というのは、長く一緒にいるほど変えにくい。だから今いる環境で、周りの評価を大きく変えるのは難しい。大企業であれば、あなたが規模すれば部署の異動によって環境は変えられるかもしれない。でも、中小企業であれば、それには期待できない。人数も少ないし、業務幅も限られてしまうからだ。仕事のやり方を変えられないと、自分の苦手なことを克服するのも難しい。

 

それに対して、転職は変わる余地が大きい。新しい環境ならば、自ずと試行錯誤することになる。今までは、周囲に遠慮してできなかったことにもチャレンジできる。知らない強みで、新しい視点を持ち込めば、お互いに刺激になって、思いもしなかった成果をもたらす、なんてこともにもつながる。要は自分と周りとの関係性な訳だから、周りが変われば、あなたの評価も変わる。それは努力して自分自身を変えるよりも容易いことだ。

 

あなたが変わりたいと望むなら、今いる環境に身を置き続けることがベストとは限らない。あなたにとって、もっと心地よい環境が手に入るなら、もっと仕事がはかどる。もっと自分の力が発揮できる。そんな環境を手に入れたいと誰しも思うだろう。

 

転職が人生の一大事だと捉えると、なかなか踏み出せない。でも、自分を変える一手段だと考えれば気が楽だ。リスクも伴うが、必要以上に力を入れる必要もない。手っ取り早く、過去の自分を捨てて、新しい自分を手に入れることができる。

 

昨日の自分と、今日の自分は同じ自分ではない。明日同じコンディションで居られるとは限らない、先は長いと思ってみても、迷っていたら5年10年なんてあっという間に過ぎてしまう。一度きりの人生で、やりたいことに躊躇していると、2度のチャンスが巡って来るとは限らない。選ばなかった未来を後悔しないように生きて欲しい。